食品工場・倉庫建設設計施工の三和建設株式会社

INFORMATION

お役立ち情報

工場・倉庫の建設や改修に必要な専門知識!ISO22000とFSSC22000の違いなどご説明

2020年 ARCHITECTURERENOVATION

工場・倉庫の建設や改修に必要な専門知識!ISO22000とFSSC22000の違いなどご説明

よほどの特殊工事や大規模工事でなければ、建設会社や工務店であれば改修工事にも対応できると考えがちですが、改修工事にも得手不得手というものがあります。

 

工場・倉庫といっても使用する目的によっては、厳しい国の法律を遵守しなければならない場合や、食品の安全、従業員の安全を意識した改修をしなければならず、改修業者には非常に高い専門性が求められます。改修工事は特に注意することはないと思われるかもしれませんが、業者によっても改修が得意な分野があるため、実績をしっかり確認しておくことをおすすめいたします。

 

三和建設では、危険物倉庫・冷蔵・冷凍倉庫・自動倉庫・食品工場など様々な分野において建設・改修工事実績がございます。特に食品工場は改修工事が必要な機会が多い傾向にあります。

 

そこで今回は、食品工場建設・改修に必要な知識のご紹介を含め、工場・倉庫の建設や改修にこそ専門性や実績が必要な理由についてご紹介いたします。

 

食品工場建設・改修で知っておきたい制度等について

三和建設は食品工場の建設や改修に注力しており多数の実績があります。また食品工場ではHACCP、FSSC22000 や ISO22000が取得できるような改修工事を行いたいというニーズもあります。2020年6月日本でもHACCPの制度化が始まり、1年の猶予期間を経て2021年6月から完全制度化となりました。HACCP制度化の罰則は未定ですが、条例などで罰則が定められる可能性もあります。

 

そもそもHACCPとはなにか?

HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)の略称で、食品等事業者自ら食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因を把握した上で原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手段です。

 

HACCP方式と従来の製造方法の違いは?

 

HACCPの認証を受けるためには、施設が適切な要件を満たしている必要があり、建物内部だけではなく、工場周辺の外側まで及びます。建物の内部では、手洗い設備や各工程が交叉しないようにゾーニング・換気・排水などの様々な項目が設定されていたりします。工場周辺の外側では、施設内に虫やネズミが入りにくい構造にしたり、排水口などで繁殖しないような設計にする必要があります。

 

ISO22000とFSSC22000との違いは?

 

ISO22000とは、HACCPの7原則12手順を基礎として、マネジメントシステムの要素も取り入れた国際規格です。食品の製造過程だけではなく、農業や漁業といった食品の製造前段階に関わる事業や配送や小売業などサプライチェーン全体を対象としており、消費者へ安全な食品を届けることを目的としています。

FSSC22000とは、ISO22000の内容もとにフードディフェンス等を盛り込んだ一般衛生管理の具体的な手法が追加された国際規格です。ISO22000との違いは、FSSC22000の方が、クリアすべき項目がより具体化されています。

業界団体によるHACCP認証の適用範囲はその業界・業種に限られますが、ISO22000とFSSC22000は幅広い業界・業種に適用されます。

 

補助金の知識と申請メリット

 

古い食品工場でも補助金などを活用して、原状の食品工場の改修から認証コンサルティングも可能になります。補助金には様々な種類がありますが、お客様に該当する補助金がないかも検討し、導入時のイニシャルコストを抑えるご提案もさせて頂いております。

 

工場・倉庫の建設や改修にも専門性が必須。実績で業者の専門性を見極めよう

 

三和建設は創業以来倉庫建設を得意にしてきました。中でも危険物倉庫、冷蔵倉庫あるいは自動倉庫など、特殊な機能をもった倉庫の改修には専門性が求められます。例えば危険物倉庫については、建築基準法以外にも消防関連法規の制約が大きく、その対応には多くの知見や実績が不可欠となり、これは新築のみならず改修工事においても同様です。

 

以上のように、工場や倉庫の改修工事を任せる工事会社の選定については専門性を見極めたうえで判断すべきです。

 

三和建設では、食品工場を含め様々な工場・倉庫の建設・改修工事実績がございます。

建物の工事・改修をご検討中の方はぜひ三和建設へお問い合わせください。

 

改修工事に関するお問い合わせはこちら 三和建設の改修工事に関する詳細はこちら

 

関連記事
居ながら改修の最大のメリットと実績豊富な工事会社を選定しないといけない理由
工場・倉庫の小さな改修こそゼネコンに相談した方が、実はいい理由とは?大規模改修工事を請け負える建設許可

この記事の著者

著者 : 辻中 敏

辻中 敏 常務取締役 大阪本店長
1990年三和建設株式会社 入社、2021年同社 専務取締役就任

改修工事は新築以上に経験が求められます。これまでの実績で培ったノウハウを惜しみなく発揮いたします。 特に居ながら改修については創業以来、大手企業様をはじめ数多くの実績があり評価をいただいています。工事だけではなく提案段階からプロジェクトを進める全てのフローにおいて、誠実にお客さまに寄り添った対応を行い、 安全で安心いただける価値を提供いたします。

施工管理歴15年、1級建築施工管理技士、建築仕上げ改修施工管理技術者

前のページへもどる