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倉庫リフォームの費用相場を改修を行う部分別にご紹介

2021年 RENOVATION



物流業界にとって欠かすことができない設備である倉庫は、物流事業というビジネスを支えているだけではなく、私たちの社会生活全体を土台として支えていると言っても過言ではありません。

ただ、どのような倉庫にも言えることなのですが、倉庫を何年も稼働させていれば、そこに存在しているだけでどうしてもさまざまな部分の劣化が進行してしまいます。

そこで、倉庫などでも必要とされているのが、定期的な改修工事やリフォーム・メンテナンスなのですが、施設の規模が非常に大きくなることから「どう進めていけば良いのか分からない」「稼働を止めずにリフォームできるのか?」と頭を悩ませてしまう企業の担当者様が多いです。
そこでこの記事は、倉庫のリフォームを行うべきタイミングの見極め方や、リフォームを行う部分別の費用相場について簡単にご紹介しておきます。

リフォームのタイミングを見極めるには?

倉庫などの大規模施設については、「稼働を止めるわけにはいかない」「施設規模が大きいことから劣化が目立ちにくい」などと言った理由から、リフォームやメンテナンスのタイミングを逃してしまうというケースも多いです。実際に、倉庫事業者様の中には「メンテナンスの必要性は分かるけど、タイミングをどうやって見極めれば良いか分からない」と考えている担当者様も多いと思います。

そこでここでは、「そろそろリフォーム(メンテナンス)が必要!」とタイミングを見極めるためのポイントをご紹介しておきます。一般的に、以下の2点に注目しておくと良いでしょう。

  • 耐用年数からタイミングを見極める
  • 劣化症状からタイミングを見極める


以下でもう少し詳しくタイミングの見極め方法をご紹介します。

耐用年数で見極める

倉庫のリフォームタイミングについて、明確な決まりなどはありませんが、耐用年数が近い、耐用年数が既に過ぎてしまったというタイミングは、リフォームの実施を検討すべきだと言えます。なお、一口に倉庫の耐用年数と言っても、使用している材料や各部分によって耐用年数が異なりますので、以下はあくまで目安として覚えておいてください。

  • 屋根材の耐用年数:20~30年
  • 外壁・屋根塗装の耐用年数:10~15年
  • 鉄部の塗装の耐用年数:4~5年
  • その他屋外の防水加工:7~15年


前述の通り建物に使用されている建材や塗料、建物環境によって前後しますので、耐用年数に満たないからトラブルは発生しないというわけではありません。どちらにせよ、上記の耐用年数が近い、既に過ぎてしまっているという場合は、何らかの対処が必要と考えましょう。

劣化症状で見極める

どのような建物でも、耐用年数を参考にメンテナンスやリフォーム時期の見極めを行うことが推奨されています。しかし、本来、耐用年数よりも意識すべきなのが「現在の倉庫の状態」だと考えてください。例えば、耐用年数はまだ満たない状態でも、倉庫の外観や内部、各設備に何らかの劣化症状が既にみられているのであれば、すぐにでもメンテナンスやリフォームを実施すべきです。

倉庫に以下のような劣化サインが生じていたとしましょう。

  • 大雨が降ると、雨漏りが見られる
  • 外壁に触れると手にチョークのような粉が付く(チョーキング現象)
  • 外壁材or屋根材にひび割れが見られる


このような劣化症状が既に生じている場合、いつ保管している商品をダメにしてしまうようなトラブルが発生してもおかしくないと考えられます。 倉庫などの大規模施設では、塗装工事を行う場合、面積が広大になることからリフォームにかかる費用が高額になります。そのため、業務に支障が生じていないという場合には、小さな劣化の対処が先延ばしになってしまう傾向があります。しかし、そのような対応をしてしまうと、台風などの自然災害時に、一気に劣化が拡大し、莫大な被害が生じてしまうリスクがあります。

倉庫で、小さな雨漏りやチョーキングなどが既に生じているという場合、外壁や屋根の劣化サインと言えますので、できるだけ早く対処する必要があると考えてください。

倉庫リフォームの費用目安について

それでは、実際に倉庫のリフォームを実施する際に、想定しておくべき費用目安について大まかにご紹介していきましょう。なお、倉庫のリフォームにかかる費用に関しては「工事やメンテナンスの内容」「倉庫の規模」「現在の倉庫の状況」などの条件によって異なります。

ここでは、大まかな費用目安についてご紹介しておきますので、「実際に自社で行う場合はいくらぐらいになるのか?」を知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

屋根の塗装メンテナンスの費用目安

まずは、屋根の塗装メンテナンスです。現在では、倉庫などの大規模施設では、ガルバリウム鋼板製の金属屋根素材が採用されることが増えています。ガルバリウム鋼板は、金属なのに非常にサビに強く、耐久性が高いことが大きなメリットになるのですが、風に飛ばされてきた小石などが表面塗装に傷をつけてしまうと、そこから一気に錆が発生し、最終的に穴あきで雨漏りトラブルに発展してしまうことがあります。使用する塗料などによって耐用年数が異なりますが、10年前後に1度の頻度で塗装が必要と考えてください。
なお、近年では、塗装することによって断熱効果や遮熱効果が得られる高機能性塗料が登場していますので、単なる雨漏り防止だけでなく、屋根に機能を追加するためのリフォームという側面もあります。

屋根の塗装に関しては、使用する塗料によって費用相場が変わりますので、以下を参考にしてください。

  • ウレタン塗料を採用する場合
    50坪程度の場合 ⇒ 80万円~
    100坪程度の場合 ⇒ 170万円~
    300坪程度の場合 ⇒ 500万円~
  • シリコン塗料を採用する場合
    50坪程度の場合 ⇒ 100万円~
    100坪程度の場合 ⇒ 200万円~
    300坪程度の場合 ⇒ 600万円~
  • 高機能性塗料(遮熱や断熱など)を採用する場合
    50坪程度の場合 ⇒ 110万円~
    100坪程度の場合 ⇒ 220万円~
    300坪程度の場合 ⇒ 650万円~


関連記事:工場・倉庫で行われる塗装メンテナンスのメリットとは?

屋根材自体のメンテナンスにかかる費用目安

次は、塗装ではなく、屋根材の交換を行う場合の費用目安です。屋根材に採用される塗料に耐用年数があるように、屋根材自体にも耐用年数というものがあります。倉庫などの大規模施設では、波型スレートやガルバリウム鋼板を採用した金属屋根が多いのですが、30年程度が耐用年数と言われていますので、屋根材の耐用年数が近くなれば、塗装ではなくカバー工事や葺き替え工事を選ばなければいけません。

以下で、カバー工事と葺き替え工事の費用相場をご紹介しておきます。

カバー工事:5,000~15,000円/㎡

カバー工事は、既存屋根はそのままに、上から新たな屋根材を施工する工法となります。倉庫などで考えれば、既存屋根が存在する状態で屋根のリフォームが進められますので、倉庫の稼働を止める必要がないというメリットがあります。また、既存屋根の撤去工事や廃材の処分がなくなる分、工期が短く、費用が安くなる点もメリットです。なお、築年数が経過した倉庫などでは、アスベスト含有の波型スレートが採用されている場合があります。このような施設でカバー工事を選択すれば、新たな屋根材でアスベストを一時的に封印できるという点も大きなメリットです。なお、将来的には、アスベストの処分は必要です。


葺き替え工事:10,000~50,000円/㎡

葺き替え工事は、既存屋根材を一度撤去して、屋根下地から新たに屋根を構築するという手法です。簡単に言うと、屋根のみは新築の状態にまで復活させることができることから、建物自体の寿命も伸ばしてくれると期待できます。カバー工事は、既存屋根の状態や屋根形状などによって選択できない場合がありますので、カバー工事が採用できない場合は、葺き替え工事によるリフォームが必要です。
カバー工事や葺き替え工事は、屋根の面積や新たに採用する屋根材の種類によってかかる費用が変わってきます。


外壁塗装のメンテナンスにかかる費用目安

最後は外壁塗装にかかる費用相場です。屋根の塗装に耐用年数があるように、外壁塗装にも当然耐用年数が存在しています。つまり、外壁も定期的に塗装メンテナンスが必要だということです。倉庫などの大規模施設は、塗装面積が非常に大きくなりますので、外壁塗装にかかる費用も高額になりがちです。なお、外壁塗装も採用する塗料によって得られる機能や費用が変わります。

一般的に、倉庫の外壁塗装にかかる費用相場は「50~1,000万円以上」など、非常に幅を持たせて紹介されることが多いです。これは、採用する塗料のグレードや施工面積、施工条件などが現場によって全く異なるからです。以下に、塗料の種類ごとの費用目安をご紹介しておきますが、あくまでも参考程度に考えておいて下さい。

  • ウレタン塗料を採用する場合
    50坪程度の場合 ⇒ 70万円~
    100坪程度の場合 ⇒ 150万円~
    300坪程度の場合 ⇒ 450万円~
  • シリコン塗料を採用する場合
    50坪程度の場合 ⇒ 80万円~
    100坪程度の場合 ⇒ 160万円~
    300坪程度の場合 ⇒ 480万円~
  • 高機能性塗料(遮熱や断熱など)を採用する場合
    50坪程度の場合 ⇒ 90万円~
    100坪程度の場合 ⇒ 180万円~
    300坪程度の場合 ⇒ 550万円~


まとめ

今回は、倉庫のリフォームタイミングの見極め方や実際にリフォームを行う場合に想定しておくべき費用目安についてご紹介してきました。なお、この記事内でご紹介している費用に関しては、あくまでも目安となる金額で、実際の施工費用は建物の状態や施工条件、採用する材料などによって大きく変わります。

また、倉庫のリフォームに関しては「どこに依頼すれば良いのか?」という点も気になる方が多いと思います。一般住宅とは異なり、倉庫などの営業施設でのリフォームは、施工のために「一時的に稼働を止める」となると、工事にかかる費用以上の損失が生じる可能性があります。したがって、単に施工技術を持っている職人を抱えているかどうかではなく、建物の状況や施工環境・条件、お客様の工事を行う目的などを総合的に考えて施工計画を組み立て、最適な提案ができる総合建設業者(ゼネコン)にご相談ください。

この記事の著者

著者 : 辻中 敏

辻中 敏 常務取締役 大阪本店長
1990年三和建設株式会社 入社、2015年同社 常務取締役就任

改修工事は新築以上に経験が求められます。これまでの実績で培ったノウハウを惜しみなく発揮いたします。 特に居ながら改修については創業以来、大手企業様をはじめ数多くの実績があり評価をいただいています。工事だけではなく提案段階からプロジェクトを進める全てのフローにおいて、誠実にお客さまに寄り添った対応を行い、 安全で安心いただける価値を提供いたします。

施工管理歴15年、1級建築施工管理技士

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