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製造工場における給排水設備の点検・修繕の重要性

2021年 RENOVATION

 


今回は、どのような建物であっても非常に重要な設備となる『給排水設備』の基礎知識をご紹介します。人間が生活していくためには、水を欠かすことはできません。私たちの日常生活でも、飲用水を始めとして、調理やお風呂、トイレなどと、毎日それなりの量の水を使用しています。そして、こういった水の『給水・排水』に関わる装置や設備の総称が『給排水設備』となります。
特に工場などの製造現場では、従業員が飲用などに使用する以外にも、製品の冷却や洗浄、温度や湿度の調整など、一般住宅などとは比較にならないほど大量の水を使用します。つまり、工場の給排水設備に何らかの不具合が生じてしまい、水の供給が止まってしまえば、「製造を停止しなければならない」といった状況も考えられます。こういった事態を引き起こさないためには、給排水設備の役割を適切に理解し、問題が生じる前に対処ができるような体制を作っておくことが大切です。

そこでこの記事では、給排水設備の基礎知識をご紹介していきます。

 

給排水設備とは

それではまず、給排水設備がどのようなものなのかについて簡単にご紹介していきます。『給排水設備』と聞くと、「水道に関する設備なのだろう…」と、なんとなく見当がつくものの、具体的にどのようなものなのかを説明するのは難しいという方がほとんどだと思います。
ここでは、給排水設備の基礎知識として、どのような設備で構成されているのかやそれぞれの役割についてご紹介しておきます。

 

 

給排水設備に含まれる設備とは

『給排水設備』とひとまとめにされていますが、これは「給水設備」と「排水設備」の2つを合わせた総称となります。それぞれの役割に関しては、大まかに以下のように理解しておきましょう。

 

 

  • 給水設備 ⇒ 建物に水を供給するための設備
  • 排水設備 ⇒ 建物から水を排出するための設備

 


なお、給水設備にしても、排水設備にしても、さまざまな設備で構成されています。例えば、給水設備は、上水道から飲料用の水を建物内に送ることや雑用・工業用の水を中水道から送り込むため「給水管・給水ポンプ・給水タンク・給湯設備」などの設備で構成されています。排水設備に関しては、配水管や排水槽・排水ポンプなどで構成されるのですが、工場排水には化学薬品や危険物が含まれることも多いので、そういった排水をそのまま流出するのを防ぐため、排水処理施設なども必要になります。

 

給排水設備のメンテナンスについて

ここまでは、給排水設備がどういったものなのかという基礎知識についてご紹介してきました。これらの設備が破損や故障してしまうと、工場の運営に多大な支障が生じてしまうことになります。
こういった給排水設備に関しては、建築基準法や水道法、建築物衛生法などによって定期的な点検が必要と定められており、以下のような検査項目を点検する必要があると考えておきましょう。

 

 

  • 給水設備の点検について 受水槽や高架水槽、加圧給水配管の設置場所が適正か?また、運転の異常、腐食・漏れなどはないか?
  • 排水設備の点検について 汚水槽や排水管などの設置場所が適正か?また、運転の異常や腐食・漏れなどはないか?

上記のような点検を専門業者に依頼して行う必要があります。

 

 

 

給排水設備の改修について

給排水設備を構成する配管は、白鋼管・鋳鉄管・塩ビ管などといった種類が代表的です。一般的には、内面が滑らかで摩擦抵抗が小さく、耐久性・耐食性・耐薬品性に優れているという特徴を持つ『塩ビ管』が採用される事が非常に多いと思います。

そして、こういった給排水設備の改修は、設備の老朽化もしくは、容量の確保が難しい時に検討されることが一般的です。例えば、一般家庭や飲食店などでは、水道管で十分な水の量を確保できなければ、水圧が下がってしまうことになり、給湯設備が作動しなくなることがあると言われています。また、給排水設備が老朽化し、目に見えない部分などが破損してしまうと、気付かないうちに漏水が発生し、水道代が一気に跳ね上がってしまうケースも珍しくありません。こういった漏水が建物内で起これば、建物自体を濡らしてしまい建物自体の影響リスクも考えられるでしょう。

工場のように大量の水を必要とする施設であれば、その影響はさらに大きくなります。十分な水が供給されなければ、製造ラインが停止してしまう危険もあるでしょう。
したがって、こういった状況に陥ることが無いようにするためには、給排水設備全般に関して定期的な保守点検を欠かさないようにして、なるべく早く改修を行い、常に万全の状態を保つことが大切になると考えておきましょう。

 

 

 

まとめ

今回は、どのような建物でも非常に重要な設備となる給排水設備の基礎知識についてご紹介してきました。一般住宅での給排水設備は、人が生活するための『水』の供給が役割になりますが、工場ではそれだけでなく、製品の製造にも関わるとても大切な設備となるでしょう。

水の供給がストップしてしまうと、製造する製品の冷却や洗浄ができなくなってしまいますし、排水設備に不備があれば水質汚染などの環境問題を引き起こしてしまいます。給排水設備は、工場の運営に欠かせないものですので、不具合などを生じさせることが無いよう、定期的な点検と早めの改修をオススメします。

三和建設では、小さな修繕から大規模改修まで、多くの実績がございます。丁寧なヒアリングと調査を行うことで、しっかりとしたプラン設計とご提案をいたします。工場や倉庫などの操業をとめずに改修工事もご提案可能です。お気軽にご相談ください。

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この記事の著者

著者 : 辻中 敏

辻中 敏 常務取締役 大阪本店長
1990年三和建設株式会社 入社、2015年同社 常務取締役就任

改修工事は新築以上に経験が求められます。これまでの実績で培ったノウハウを惜しみなく発揮いたします。 特に居ながら改修については創業以来、大手企業様をはじめ数多くの実績があり評価をいただいています。工事だけではなく提案段階からプロジェクトを進める全てのフローにおいて、誠実にお客さまに寄り添った対応を行い、 安全で安心いただける価値を提供いたします。

施工管理歴15年、1級建築施工管理技士

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