食品工場・倉庫建設設計施工の三和建設株式会社

経営理念「つくるひとをつくる」

策定から10年
みんなでつくった「これまで」、
みんなでつくる「これから」

100年を夢で終わらせないための10年

社員一人ひとりが自律し、また自立した“主役のような存在”であってほしい、という想いを注ぎ込んだ10年でした。

2001年、現社長の森本が三和建設に入社した当時は国内景気の低迷に伴い、資金繰りに窮し、創業時からのあらゆる資産を売却して何もない会社になっていました。

2008年、社長に就任した森本は、改めて三和建設の存在意義や、”らしさ”を考えました。苦しい時代、最後に残ったのは「ひと」であったことから「ひと」こそが財産だと考え、試行錯誤を繰り返します。

2013年、経営理念「つくるひとをつくる」を策定しました。

三和建設は建物づくりを通じて、お客さま、仲間、技術、信頼などさまざまものをつくっています。その全ては“ひと”がつくります。だからこそ、三和建設は“ひと本位主義”。社員とその家族を大切にし、ひとづくりによって100年企業、そして会社の永続を目指しています。

そのために、社員一人ひとりの成長を経営上の最重点事項として位置づけました。策定以降、すべての経営資源を理念のために集中させて、理念に沿って、採用や育成、福利厚生などの見直しを加速させてきました。

「絵に描いた餅」にはしない

「つくるひとをつくる」とは何を指すのか?どういうことなのか?

もちろん、すべてが経営理念の言葉一つでたちまち変化するわけではありません。
そこで、理念策定をきっかけに社内制度の見直しに取り組みました。

・社長を含めた全社員がタイムリーに書き込み閲覧・情報共有できるSNS形式の日報システム「SODA」
・1人当たり最大140時間をかける理念浸透・成長型の新卒採用選考
・社員が講師となり体系的な技術や知識を学ぶ社内大学「SANWAアカデミー」
・ライフステージに関わらず働き続けやすい環境を整備するために本社敷地内に企業主導型保育園「りんごぐみ」の設置
・新入社員全員が共同生活を送り、連帯感の醸成とコミュニケーション向上を目指す「ひとづくり寮」
約30もの制度を整えた結果、社員数は10年間で1.5倍に増加、女性社員比率は14%から30%に増加しました。離職率も落ち着き、男女問わず働き続けたくなる会社作りが進んでいます。

社員も会社も選ばれる存在へ

かつての三和建設は「何でもできます」と、誠心誠意にお客様の要望を汲み取るいわゆるご用聞き営業でした。理念策定をきっかけに、「何でもできるは、何もできないことと一緒」、人づくりによって永続を目指す三和建設はお客さまから選ばれる必要があると経営方針の転換を図りました。他社との差別化・強みが必要だと事業分野を絞ることを決意します。
■三和建設の3つの事業領域(ブランド)
・2011年 食品工場に価値を足す「FACTAS®」(ファクタス)
・2017年 ジャストスペックなオーダーメイド倉庫建設「RiSOKO®」(リソウコ)
・2023年 ひとに関する困りごとを解決する社員寮「HuePLUS」(ヒュープラス)
当初は、事業領域を絞ることでかつてのお客さまが離れていくことも予想される。大きな機会損失に繋がり兼ねない、と社内では反対する声も多くありました。

事業領域を絞ることでノウハウを蓄積でき、専門性も高まり、ホームページでの積極的な情報発信、展示会の出展、定期的なセミナーの開催などで認知が向上するとともに売上も上がっていきました。

直近7年ほどは安定的に100億円の売上を上げることができるようになり、2023年度9月期には過去最高の売上高となりました。そのうち、「食品工場」と「倉庫」の2事業領域は全売上高の50%を占めるまでに成長しました。
さらに、事業領域を絞ったことで、社内の文化が大きく変化しました。自ら主体的に専門知識を得ようとする当事者意識の芽生えや3つの領域であれば大手にも負けないという「誇り」が生まれました。結果的に社員の成長にも繋がりました。加えて、新卒採用においても学生に三和建設の特徴を説明しやすくなり、優秀な人材獲得にも繋がっています。

100年企業を見据えて

三和建設は“ひと本位主義”。社員とその家族を大切にし、ひとづくりによって100年企業、そして会社の永続を目指しています。
2023年、会社は創業から76年目を迎えました。
しかし、100年への取組みはこれからが本番です。10年かけて取組んできたひとづくりの成果はこの先90年へのはじまりに過ぎません。
社会の変化や技術革新が進めば進むほど、ますますかかわる人に「人間力」が求められる時代になっていくでしょう。
三和建設は、今後も「ひと」にしかできないことにフォーカスしながら、育成や組織力を強化してつくるひとをつくっていきます。