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エス・アイ200(長期優良住宅)とは

長期優良住宅とは

長期優良住宅とは、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会の住宅のあり方を示す考え方です。昨今、国土交通省を中心に国策として積極的な導入が図られています。

国土交通省 長期優良住宅法関連情報
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html

日本の住宅価格や家賃は高いとよく言われます。その大きな原因は住宅建築の寿命が短いことにあります。一般的に、日本の住宅の平均寿命は30~40年と言われています。

また、環境問題への関心が高まる中、産業廃棄物の削減や再生産に関わる二酸化炭素の発生量抑制のため、これまでのスクラップアンドビルドを中心とした住宅生産体制からの脱却が求められています。

住宅を長寿命化すると

住宅を長寿命化することは、短期的な建て替えが不要になるため

  • 居住にかかわるコストの低減
  • 賃貸住宅事業の事業性の向上
  • 省資源や省エネルギーへの貢献

などにつながります。

住宅を長寿命化させるためにはいくつか達成しなくてはいけない課題があります。建築物としての耐久性や住宅としての機能を長くもたせることはもとより、その住宅が長期にわたってユーザー(住まい手)や地域社会から支持されるような魅力的な建築であることが求められます。

長期優良住宅先導的モデル事業とは

文字通り、長期優良住宅を国内に広めるための先導的役割を演じるモデルを選定する国土交通省の事業です。
長期優良住宅の具体的内容をモデルの形で広く国民に提示し、技術の進展に資するとともに普及啓発を図ることを目的としています。この観点から、先導的な材料・技術・システムが導入されるものであって、住宅の長寿命化に向けた普及啓発に寄与するモデル事業の提案を公募によって募り、優れた提案に対して、予算の範囲内において、国から事業の実施に要する費用の一部が補助されます。

国土交通省のホームページより抜粋

長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅である「長期優良住宅」について、その建築及び維持保全に関する計画(「長期優良住宅建築等計画」といいます。)を認定する制度の創設を柱とする「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が平成20年12月に公布され、平成21年6月4日に施行されます。
この法律では、長期優良住宅の普及の促進のため、構造躯体の劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、可変性、バリアフリー性、省エネルギー性の性能を有し、かつ、良好な景観の形成に配慮した居住環境や一定の住戸面積を有する住宅の建築計画及び一定の維持保全計画を策定して、所管行政庁に申請します。当該計画の認定を受けた住宅については、認定長期優良住宅建築等計画に基づき、建築及び維持保全を行うこととなります。

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html

三和建設の考える長期優良住宅のポイント

国土交通省より「長期優良住宅先導的モデル事業の採択事業の決定について」の通知書

三和建設では、弊社が提案するエス・アイ200を、国土交通省の長期優良住宅先導的モデル事業として応募し、2009年5月15日に同モデル事業として採択を受けました。

このことは、弊社が企画するエス・アイ200が国からも長期優良住宅としての公式な評価を得たものと考えております。

三和建設が考える長期優良住宅の主なポイントは、

  1. 「高密度コンクリート」による耐久性のあるスケルトン(構造体)
  2. 時代による入居者ニーズの変化に対応できる可変性に優れたインフィル(内装・設備)
  3. 時代を超えて普遍的に住まい手や社会から支持される基本的な住環境の確保

の3点です。