再び、女川へ
前回4月17日に引き続き、宮城県女川町を訪問した。今回は社員旅行を兼ねて、同じ三和建設株式会社の社員24名と一緒だ。
高速道路の東北地方無料措置の影響で、インターチェンジごとに長蛇の列である。一台ことに罹災証明書と身分証明書の原本を提示して確認するためだ。
6月25日の夜は仙台に泊まった。雨模様ということもあったが、最高気温20度ということで半袖では寒いくらいだ。
仙台には国分町という東北一の繁華街があるのだが、とにかく人が多かった。いま日本で一番栄えている繁華街ではないだろうか。
翌6月26日は朝5時に宿を出発、女川町へは7時頃に入った。
前回訪問時から2か月以上経ってガレキはある程度撤去が進んでいたが、津波の被害を受けた惨状は依然としてそのままであり、復興はまだ端緒にもついていない。
以前は砂埃が目立ったが、これが生臭い腐敗臭とハエの多さに変わっていた。
女川総合運動公園の避難所に避難されている方は、前回4月訪問時の800人に対して600人にまで減ったとのことだが、いまだに600人も避難されていることがにわかに信じがたい。
前夜の仙台との違いが浮き彫りとなり、同じ被災県での格差も大きな課題であることを感じた。
敷地の一角に仮設住宅が建設されていた。2×3間タイプと3×3間タイプが整然と並んでいる。
住んでおられる方のご厚意で中を拝見できた。
中には、日本赤十字社から贈られた真新しい冷蔵庫・洗濯機・テレビ・炊飯器・湯沸しポットのいわゆる5点セットが置かれている。
約150戸が建設されているのだが、まだ4割近くが空いているのだという。
理由は、一般に報道されているように食事や光熱費が自前となることもあるようだが、よりグレードの高い仮設住宅の順番を待っているという人もいるということらしい。
そのことの是非はともかくとして、これから何年も住まなくてはいけない可能性があるわけだから、「とりあえず」という気持ちでは受け入れられない面もあるのだろう。
炊き出しは前回同様、三重の立花軍団を中心とした建サクメンバーとの共働である。当日は(一連の炊き出しでは)初めての雨となり、テントの増築などですったもんだした。さすがに建築屋の集まりであったため手際がよい。
4回目の炊き出しとはいえ、まだまだ喜んでいただけるくらい女川の復興は遠いということだ。

炊き出しも完了し片付が終わったころ、また雨足が強くなったきた。
三和建設の社員24名も、それぞれの思いを胸に帰阪の途についた。
以上
- 2011年6月30日
被災地にて
去る4月17日(日)、女川町総合運動公園(宮城県牡鹿郡女川町)の避難所で行われた炊き出しの応援に参加した。
女川の避難所には800人の人が避難しており、陸上自衛隊第14旅団の拠点にもなっている。
存在するのは道路のみ
炊き出しの話は後に譲り、まず目の当りにした被災地の様子から述べよう。
女川町も津波によって甚大な被害を受けた。震災後一週間の孤立状態であったらしい。残った食料を分けながら凌いだという。
TVの映像そのままであったが真近で見ると言葉を失う。崩壊した木造家屋の瓦礫が一面に広がっており、たまに見られる鉄骨造の建物もスケルトン(骨組)だけが無残な姿をさらしている。3階建の鉄筋コンクリート造の建物が横倒しになり基礎と杭頭部が見えている例もあった。杭が頭部で破断して引き抜かれて建物が転倒している。このような崩壊の仕方は見たことはおろか考えたことすらない。
明確に確認できるものは瓦礫が撤去された道路だけである。道路を確保する際に何人もが救出されたり遺体として収容されたりしたと思うが、まだ多くの遺体が瓦礫に下に眠っているかもしれない。

土地が動いた
仙台から女川町に向かう道路はなぜか車が多い。交通手段が車に限られていること、通行できる道路が限られていること、道路端に瓦礫がつまれて道幅がせまいこと、所々に轍ができてスピードが出せないことなどが原因として考えられるが、地元の人の話によれば単に見物に来る人もいるという。
道路渋滞の原因の一つとなっているのが水辺での道路冠水である。地盤が沈下したせいか満潮時は陸より海面のほうが高いため道路が海水で浸っている様子が散見された。
測量の際の基準となるベンチマークも大きく動いたという。正確な位置の確定にも時間がかかりそうである。
一番の想定外は燃料不足
地元の話を聞くと震災直後一番困ったことは燃料不足だという。女川町の孤立も燃料不足が一つの要因となったようだ。何をするにも燃料が必要であったが、役所も企業もこの点がBCP(事業継続計画)に全く盛り込まれていなかったという。今後の教訓とすべきだろう。
全国から集まった地場建設業者
炊き出しは建設マッチングサイト「建サク」を運営する㈱建サクの主催で行われた。
ガス炊飯器・プロパンガス・フライヤー・鍋などを持ち込み、現地に避難している人や応援しているボランティア職員に対し、ごはん・串カツ・豚汁など1000食がふるまわれた。
桜が散り始めたとはいえ、東北はまだまだ寒い。普段は冷たいおにぎりばかりを口にしているため、温かい食事は大変喜ばれ、またたく間に長打の列ができた。

特に、遠く三重からフライヤーや油を持ち込んで現地で揚げ物を行うことなど前代未聞であろう。
今回のとりくみは㈱建サクの社長・立花哲也のリーダーシップによって実行された。この男の行動力はまさに常軌を逸しており、瞬く間に全国8府県の建設会社総勢50名が集まるに至った。
そもそも炊き出しは現地に一切を依存しないことが求められるため、入念な事前準備が求められる。まだに戦争の兵站と同じだ。テントの設営から炊き出し場のセッティングに始まり最後の掃除片付けに至るまで、こういうときの建設関係者の動きは際立っている。
当日参加した深松組(仙台)や田中建設(女川町)といった地元建設業は、自身も被災したにも関わらず誰よりも早く初動段階から不眠不休で瓦礫の撤去に従事した。連日メディアで自衛隊や警察の動きは報道されても、こういう建設業の活躍が表舞台に出ないことは不思議というか残念なことだ。
改めて、有事の際に先頭に立って活躍できるのが建設業だと実感した。
このようなとりくみによって、多くの建設業に関わる人が自分の仕事に誇りをもてる日が来ることを願ってやまない。
森本 尚孝
- 2011年4月18日
震災と建設サプライチェーン
空前の大惨事をもたらした東北太平洋沖地震の発生からちょうど1カ月が経過した。
ブラック・スワン(黒い白鳥)という言葉があるらしい。
一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。
まさに今回の震災がこれにあたるようだ。

建設サプライチェーンの分野にもブラック・スワンが舞い降りた。
報道などで伝えられている通り、震災の影響で建設関連分野の資機材の供給体制が大きく乱れている。
現段階で影響が大きいとみられる品目は、工事用仮設関連機材・鋼材・合板・防水材・ガラス・断熱材・住設(キッチン、ユニットバスなど)・昇降機・電線などであろう。
実態の把握が進むにつれてさらに影響が拡大することも推測される。
供給体制が乱れる要因は主に次の点に集約される。
1.メーカーが被災あるいは計画停電の影響で出荷停止
2.あるメーカーが出荷停止となることで同業の他メーカーに注文が集中して出荷が遅れる
3.メーカー自体に被害はないものの、仕入先が被災して部品や材料が調達できず生産停止
4.仮設住宅や復興のための需要が急増し供給が不足
5.政府の要請による出荷停止要請による影響
6.市場における投機的買占め
上記要因のそれぞれが重複もしくは相互に影響しあうことになるが、特に3の問題については事態の把握に時間がかかるため情勢は流動的で不透明感を増す大きな原因となっている。
メーカー側も、普段大量に使用する原料については調達に関するリスクヘッジもできているが、ごく少量しか使わない材料については意識が回っていなかったようだ。
使用量の多寡にかかわらず、製品を完成させるには不可欠なのだから同様に生産には影響が出ることになる。
そして以上の論点に加え、原発の問題で日本の原材料や製品・部品が海外で受け入れられなくなることになれば、逆に国内で消費ぜざるを得ない状況となり、サプライチェーンに別の影響を及ぼすことも考えられる。
今や日本のモノづくりは、他との連携の中で成り立っており、「自己完結」しているところなど一つもないことを強く認識させられる。
森本 尚孝
- 2011年4月11日
当社史上最大の建築物
昨年10月、当社による設計・施工物件としては史上最大規模の建築物となる"ポップタウン住道オペラパーク東館"がオープンした。百貨店をキーテナントとする鉄骨造5階建て・売場面積19,000㎡・延床面積53,000㎡のショッピングセンターである。主要鉄骨の総数量は約5,200トン、使用したALC版はほぼ10,000枚に達する巨大な建物である。
事業主は、大阪府大東市住道において1972年から商業施設を営んでいる大川創業株式会社。
↓ポップタウン住道オペラパークのウェブサイト
http://pop-town.net/

オペラパークのキーワードは、「スペイン」、「オペラ」、「住道スタイル」である。
なぜ「スペイン」なのかというと、大東市は今から500年前に多数のスペイン人宣教師が伝統活動をしたことにより和と洋の文化が融合した地域として発展してきたからなのだという。
近年のショッピングセンターによく見られる「アメリカ型のアトリウムモール」ではなく、「街角・パティオ文化を活かしたヨーロッパ型のストリートモール」で形成される。
外観もスペイン風を模したデザインとなっており、館内には「オペラパーク八景」と呼ばれるビューポイントを点在させている。

大川創業の大川真一郎会長・大川卓也社長はともに音楽に対する造詣が深い。
オペラパークの名にふさわしく、年数回にわたって館内のプラザフェスタと呼ばれる吹き抜けの空間でクラシックのコンサートが行われ、しばしば会長がクラリネットを、社長がパーカッションを自ら演奏される。プラザフェスタのバルコニーにはパイプオルガンも設置されている(工事中にパイプオルガンの積載荷重を見込むよう指示があった)。
街中でライブが行われることはよくあるが、これほど本格的なアコースティック音楽が、これほど頻繁に行われることはまれであろう。
http://www.youtube.com/watch?v=_trjSoxQnis
施主は建築物へのこだわりも強く現場は苦労したが、その分まことに個性的な建物となった。
将来は、オペラパークの一角にオペラハウスを建設する構想があるという。
まさに常識を超えたショッピングセンター「オペラパーク」の進化はまだまだ続くようだ。
森本 尚孝
- 2011年1月12日
追加変更工事
わが国における建設業の生産性が他の産業に比べて低いとの指摘はかねてより多い。
その理由とされるものは主に次のとおりである。
・単品受注なので標準化・合理化が難しい
・労働集約型生産である
・中小企業が多く経営管理の強化ができていない
・分業および重層下請構造になっている
・参入障壁が低くマーケットの縮小に応じて業者数が減らず過当競争が繰り返される
ビジネスモデル自体を変えない限り、いずれも自社だけでは容易に解決できない問題ばかりである。
私見としてさらに追加すべき理由を挙げてみたい。
それは、追加変更工事の存在である。
わが国の建設工事は契約条件があいまいなことが多く、そのため着工後に追加変更が頻繁に発生する。
契約前にどのような建物を建てるかについて十分な検討を尽くしていないため、工事中にたびたび変更が行われるのである。
本来、工事遂行に専念すべき建設業がこのような作業に時間を取られるのだから生産性が上がるわけがない。
そしてあいまいな契約条件を起点として変更が行われるため、追加変更に伴う金額の算定にも時間がかかり、発注者と請負者の間で認識の齟齬がしばしば生じる。
「追加変更工事代金の回収は建設の永遠の課題」と言われる所以である。
しばしば、「変更」に伴うコストがゼロとされることも、建築の契約における特長であろう。
どんな製品でも契約から変更になれば変更自体のコストが発生するが建築は往々にしてそうではない。
例えば製品の製造開始後に、赤色の塗装を青色に変更することは普通コストアップになるが、建築の世界ではプラスマイナスゼロなのである。変更に要する経費は評価されない。
では、自らこの問題をいかに解決するかと言えば設計図書の完成度を上げることだ。
わが国の設計報酬の相場は安すすぎるため、設計事務所の力でこの課題をクリアすることは難しい。
設計施工を標榜するゼネコンこそが実現できると言えるのである。

森本 尚孝
- 2010年10月 1日
4つもあるコンクリートの強度
圧縮強度とは文字通り押し潰そうとする力に対する強度であり、鉄筋コンクリート造においてはコンクリートの圧縮強度が構造体全体の強度を決める重要の要素となる。
建築工事標準仕様書JASS5(鉄筋コンクリート工事2003年度版)によれば、一般的に用いられるコンクリートの圧縮強度を表す用語は4種類もある。
①呼び強度
文字通りコンクリートを注文する際に指定する強度。これが一義的に水セメント比に換算される。
つまり、「27Nのコンクリートくれ」と言ったら、工場はこれに見合う水セメント比のコンクリートを作ってもってくる。
②設計基準強度(Fc)
建物の構造的強度(耐震性など)を決定する強度。
つまりFc値は設計プロセス上の数値であって、実際のコンクリートの強度とは異なる。
③耐久設計基準強度(Fd)
Fcとは全く別の観点で、構造体コンクリートの耐久性(すなわちひび割れの抑制度合い)を決める数値。
これを「強度」と呼ぶことが誤解を招く原因でもある。
コンクリートの耐久性は水セメント比の影響が大きい。
呼び強度の欄にも書いたとおり、強度と水セメント比は一義的に決まるために、便宜上、耐久性と強度を関連付けている。
Fd値も設計プロセス上の数値であって、実際のコンクリートの強度とは異なる。
④品質基準強度(Fq)
別々の観点で「基準」となる強度がFcもしくはFdのいずれか大きいほうで決まる。
これに、施工ばらつき補正が加わって品質基準強度Fqとなる。
さらに打設時期によって決まる温度補正を加えたものが「呼び強度」となる。
設計者はもとより施工技術者においても、この4種類のコンクリート強度を理解していないといけない。
温度補正や施工ばらつき補正の考え方については次の機会に。
森本 尚孝
- 2010年7月30日
再び、長期優良住宅先導事業に
国土交通省が実施する「長期優良住宅先導事業」なる取組みがある。
つい先日、平成22年度第1回事業の採択事業が発表された。
平成20年度から年2回のペースで実施され、今回で通算5回目である。
当初は、「超長期住宅先導的モデル事業」や「長期優良住宅先導的モデル事業」と呼ばれていたが、今回の名称は冒頭の通り「長期優良住宅先導事業」である。
名前を変われども、その主旨や中身は同じである。
三和建設株式会社では長期優良住宅の考え方を取り入れたマンション「エス・アイ200」を提唱しており、平成21年度第1回事業でその提案が採択され、長期優良住宅の認定を受けたマンションを我が国で最初に完成させた。
そして、このたび通算5回目となる平成22年度第1回事業において、再び三和建設の「エス・アイ200」が採択されたのである。
ちなみに本事業のこれまでの採択実績数は次のとおりである。
かねてから指摘している通り、マンションの採択実績は本当に少ない。
本事業の事務局である(独)建築研究所による平成22年6月11日付「建築研究所ニュース」に、本事業の総評が書かれている。
この中で、本事業の共同住宅新築部門に関し、
「一度の建設での供給戸数が多く、地域の環境形成に大きな影響を与える共同住宅においてこそ、(中略)長期に使用可能な優良住宅を普及させていくことが重要」
とある。
確かにその通りではある。
しかし、ひとつ大きな視点が抜けている。共同住宅は作るのも壊すのも大変なのである。まして鉄筋コンクリート造となれば、新築や解体において経済的にも環境的にも大きなコストがかかる。
マンションにこそ長期優良住宅の考え方を!
森本 尚孝
- 2010年6月25日
アーケードと建築
近鉄奈良駅を出て賑わいのある東向商店街という名前のアーケード街を南に向かって歩いていった。
いわゆる全蓋式アーケードが設置されている。突然の雨だったので重宝した。
アーケード街の出口付近で、他の店と趣の違う景色が西側に現れた。
南都銀行本店である。
商店街の南端に位置し、その東側にアーケードが付置されているという格好になる。

アーケード街を出て南側にまわるとようやく建物の全容が明らかになる。
イオニア式の列柱が重厚さをかもしだすこの建築は1926年に建てられたものだという。
当然アーケードの施工はその後のことであろう。


ここで思ったのである。アーケードをこの建物の北端で止めるという選択肢はなかったものか。
当然、銀行の東向い側の店舗の事情もあるから、南都銀行の意向だけでは決まらないが。
銀行は店舗でもあるから、入口にアーケードがあるほうが利用客の利便性は増す。
しかしアーケードが邪魔で、古都奈良には珍しい洋式建築の全容は見えない。
この場合、正面である南側や西側は上まで見渡せるので問題は少ないが、あくまで東側は見えない。
アーケードと建築との関係性を考えさせられる。
森本 尚孝
- 2010年6月 8日
工事中にゼネコンが倒産したら・・・

車で通りがかりに撮った写真なのでうまく映っていないが、躯体工事中なのに外部足場がなく、次のフロアの躯体工事の様子がむき出しになっている。
場所は中国やベトナムではなく日本である。
したがって、この工事現場は普通の状態ではない。
考えられる仮説は次の通りである。
「躯体工事中に工事を請け負っていたゼネコンが倒産した。工事請負契約やゼネコンの法的処理手続きの中で、外部足場が工事現場から撤収されたが、次のフロアの鉄筋や型枠材はそのまま現場に残されている。」
三和建設では、これまで工事中に他のゼネコンが倒産した仕掛り工事を承継して請け負い完成させて施主に引き渡した実績がいくつかある。
発注したゼネコンが工事の途中で倒産した経験をした施主は多くない。当然のことであろう。そうそうあっては困ることだからだ。
そもそも倒産しないゼネコンに発注しないことが一番だが、それでも万一このような不測の事態が生じた場合は対応が大変難しい。
施主の立場においては、すでに支払っている工事代金や仕掛かり工事(半製品)の権利関係を法的に整理して解決していくことが求められ、当然弁護士に相談して事を進めるべきであろう。
ここでは、新たに他のゼネコンが工事を承継する場合のポイントを説明する。
ここでAという工事の途中にBというゼネコンが倒産して、新たにCというゼネコンがこの工事を承継することになったとしよう。
BがA工事の途中まで実施した出来形部分(仕掛かり工事)を「本件建前」、A工事完成のためにCが新たに請け負う工事を「本件新工事」と呼ぶことにする。
本件新工事が、C社と施主との新たな工事請負契約となり、その契約書に盛り込む内容を決める際に問題なるのが主に次のような点である。
①本件建前の出来高の評価
②本件建前の出来形および出来栄え(見える品質)評価
③本件建前の瑕疵(隠れたる品質上の問題)の責任
④本件建前の瑕疵(隠れたる品質上の問題)に起因する本件新工事の品質などに対する責任
⑤本件新工事へのプロセス(打合せ実績や現場に納品されていない発注済製品)に対する評価
⑥本件建前に伴う仮設資機材の権利
課題はこれ以外にもいろいろある。
個別の内容に関してここで詳述することは避けるが、いずれにしても、本件新工事を承継するのはこういうことに慣れたゼネコンでないと後々に新たな問題を引き起こすことになる。
森本 尚孝
- 2010年5月31日
ドアクローザ
「ドアクローザ」とは開けられた扉を自動的に閉める働きをする装置のことをいう。
開けられた扉をバネの復元力で閉めるというメカニズムによるものが多い。
玄関ドアのように常時あけっぱしにならないようにしておくことが好ましい扉に用いられる。
ちなみに「ドアクローザ工業会」(http://www.dcma.jp/)なるものまである。
写真は手作りのドアクローザである。
みにくい画像だが、重力を利用して扉を強制的に閉鎖するシステムになっていることがわかる。
森本 尚孝


- 2010年5月12日
