三匹の子ブタと建築構造

まことにどうでもいい話だが、私の5歳になる息子が「三匹のこぶた」の歌を歌っていた。「三匹のこぶたのいっぴきが~♪」という歌いだしで始める。初めて聞いた歌で、あまり童謡っぽくない、どこか異様なメロディーであった。

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「三匹のこぶた」がどこの国の話か知らないが、おそらく欧米であろう。
一匹目のこぶたはわらで、二匹目のこぶたは木で、それぞれ家を作ったが、いずれも狼の息によって吹き飛ばされる。
そして三匹目のこぶたはレンガで家を建て、狼の攻撃に耐えたという話である。

建物に求められる要件について専ら耐風性に焦点が当てられており、レンガ造を良しとしているという点で、この話は極めてヨーロッパ的である。わが国ならこうはいかない。
わが国においては、大正12年の関東大震災によってレンガ造の建物が軒並み崩壊し、以来、組積造は耐震性が低いとされ、その後の建築物にはあまり採用されなくなった。

建物と国柄のかかわりを象徴する話といえよう。
組積造を含む建築構造と耐震性の関係性については、専門家である三和建設の設計部長にバトンタッチしますのであとはよろしく。

森本 尚孝


  • 2010年4月21日