商材の価格

先日、いま三和建設が建設しているマンションのオーナーが経営する料理店にお邪魔した。

「京料理直心庵さいき」という。
http://www.kyoto-saiki.com/

ちなみに建設中のマンションは、京都・北山にあり1ルームの賃貸マンションだ。
近くに京都産業大学や仏教大学などがあり、学生にとっても単身の社会人にとっても魅力的な立地で来月には竣工を迎える。

マンションの建設地は、オーナーがもともと京懐石料理店を昭和7年から経営されていた場所で、このたび祇園下河原に店を移して新たにオープンされたというわけだ。

北山時代から生け捕り(建物の一部をそのまま撤去してまた別の場所に使うこと)された白木のカウンターに座らせていただいた。
年始の忙しい時期にも関わらず、手際良く京料理が運ばれてくる。
贅沢ともいえる料理はいずれも絶品だった。
御主人(オーナー)も気さくな方で、会話がはずむカウンターは居心地がよい。

新たにオープンされた店は、元々旅館をされていたのを店に改造された。
店の改造工事は三和建設ではなく別の工務店だったが、センスのよいデザインで仕上がりも実によかった。我々にとっても非常に勉強になる事が多い。

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実は、新店舗の工事中に衛生陶器(洗面器や便器)だけ三和建設で納品して欲しいとの依頼があった。
私 :「納品だけしましたが、設置は施工会社さんがされたのですね?」
主人:「そうです。工務店さんの見積で衛生陶器だけ高かったので、普段購入される量が多い三和建設さんのほう安くなるのではと思ったのです。案の定、三和さんの方が安かったので納品だけしてもらった訳ですよ。」
    
なかなかの商売人だ。日頃、材料等の仕入れから出てきた発想なのか、流通というものを良く理解されていると感じた。
結果的に確かに安価で済んだらしい(1割程度か)。

このことは、一般的には理解を得にくいかもしれない。
調達量や調達経路によってモノの価格は変わるのである。
これが流通の奥の深いところでもある。

メーカーより代理店の方が安価であったり、代理店より施工店のほうが安価であったり・・・。
そこには、それぞれでの経営判断や営業判断、在庫状況などが入り混じるからだ。
難しくもあり、面白い現実だ。

改めて、「顧客にベストプライスで提供する」という我々のミッションを考えさせられた有意義な一時となった・・・。

辻中 敏


  • 2010年2月17日