天井高と階高
お取引先主催の新年交礼会に参加してきた。
会場は、ホテルニューオータニ大阪の大宴会場「鳳凰」であった。
「鳳凰」は西日本最大の宴会場とされており、その面積は720坪に達する。
どうでもいい話だが、ちなみに大阪にある代表的なホテルの大宴会場の大きさは次のとおりである。
・ホテルニューオータニ大阪 「鳳凰」 面積2376㎡ 天井高7.0m
・帝国ホテル大阪 「孔雀」 面積1665㎡ 天井高7.8m
・リーガロイヤルホテル大阪 「光琳の間」 面積1,360㎡ 天井高5.75m
前二者に比べて、リーガロイヤルホテルの光琳の天井高の低さが目立っており、
中に入ると実際に低く感じる。
ホテル自体は他の二者より格調の高さを感じるだけにいつも残念に思う。
ところで、建物にとっての「贅沢」とはなんであろうか?
どちらかというと良い意味で言っているので、「贅沢」というと語弊があるかもしれないが。
私見ながら、建物にとっての最大の贅沢は「天井高」である。
高級な大理石張りの壁や豪華な照明器具がついているより、天井高が高いことが一番の贅沢である。
天井高を高くするためには、階高を高くする必要があるからだ。
階高が高いと単純に工事費がUPするだけでなく、高さの制約から容積率が使い切れず、土地の利用効率が下がるという経済的事情が背景にある。
この「容積率を使いつくす」という原理によって、一時期、階高を抑えて階数を稼いだ分譲マンションが雨後の筍のように量産された。
階高は建物の寿命を決める最大の要因のひとつである。
これらの建物は将来どうなっていくのであろう。
森本 尚孝
- 2010年1月15日