工事金額と時期
見積書価格は時期によって違う。
建築工事にかかる費用は見積を依頼する時期および工事をする時期によって変わるが、このことは必ずしも一般的な理解を得にくい。
大手ハウスメーカーなどは、ある程度の固定した価格にて提供してくれるが、それでも社内における現実のコストは変わる(一部固定されているところはあるが)。
市場動向、労働力の調達事情、施工場所、施工時期等、様々な条件によって、調達できる価格も日々変動していく。
特に取引会社や製造メーカーが忙しい時期(繁忙時期)での調達は需要が多いため安価での提供を拒む傾向にある。他社向けには高価で取引できるからだ。
逆に全く需要が無い時期には、ダンピングとも思われる予想もできない価格にて提供して頂けることもある。
三和建設は「常に顧客に代わってベストプライスで建物をつくる義務がある」を常に意識し、日々ベストな注文時期の設定や価格交渉を検討している。
とはいえ、お客様の要望される納期がこのようなコストの適時性によって決まることは少ない。
例えば、賃貸マンションを建設しようと考えた時には、多くの場合、入居時期をにらんだ2月~3月の竣工が求められる。
そのため最後にかかる仕上げ工事の内装工事は1月~2月に集中する。つまり、この時期内装工事をさせると需給関係で低額な発注ができない。
調達の現場から考えると、繁忙時期をさけた価格が安価になるのである。
服のバーゲンセールのようにはいかないが、ニーズが集中するときは価格も下げにくいという点では似ている。
辻中 敏
- 2009年12月16日