イメージを現実にすること
打合せに連立って行くため関係者と渋谷駅の南口で待ち合わせた。
南口なので「モヤイ像」前で待ち合わせることにしていたので、行ってみるとなんだか様子がおかしい。
警備員が立っており、立ち入り禁止のテープが張られたエリアがあった。
数名が携帯などのカメラでその様子を撮っていた。「事件でもあったのか?」
そんな状況なのに物々しい雰囲気は無く、逆にさっぱりした空間。
カメラで撮影している人には深刻な表情はなく、驚きはあるが笑みもある。
「モヤイ像が無い!」
LUPIN STEAL JAPAN PROJECTと書かれた犯行声明が残されていた。
「な~んだ、ルパンが盗んだのか。。。」と納得していると、待ち合わせていた相手が来られた。
当然、話題はこの話。「これじゃ待ち合わせ出来ないなルパンには参ったね。」と笑いながらのやりとり。
気になったので後に調べてみると、「犯行」は、日本テレビなど6社が協賛する「LUPIN STEAL JAPAN PROJECT」によるもの。
記事曰く 「ルパン三世というコンテンツや世界観を活用し、不況など暗いニュースが目立つ日本に、愉快・痛快な話題を提供して活力を与えよう」と発足したとのこと。
実際、偶然にもそれを見た私たちも「ルパン」というキーワードで世界観を共有していた。
盗んで欲しいものを公式サイトhttp://steal-japan.jp/に書きこみ依頼することができるようになっており、ICPOの銭型警部はマスコミ各社に捜査協力の要請文を発行するなど凝った取り組みでいっぱいだ。
イメージや世界観を現実化させることについては、我々建設も同じこと。現実化させる上で困難なことにも多く遭遇する。モヤイ像も盗む際にはクレーンなどを使ったかなり大がかりな作業になったという。
盗みは良くないが、このような仮想現実を現実化させる取り組みには大いに共感できる。
森本 行則
- 2009年12月 8日