建物と緑化
屋上緑化、壁面緑化など建物を緑化する技術は進歩している。
少し前までは屋上緑化なら防水や土や植物の重さの問題で、緑化の実現は簡単ではなかった。
サントリーはパフカルという独自に開発した新素材を用いて「ミドリエ」として屋上緑化や壁面緑化を簡単に実現できる方法を提案している。
三和建設の本社にもミドリエの壁面緑化の技術を活かし(花のかべ)を取り入れている。
垂直に植物を据えるとき困難な問題のうちの一つが水を均一に与えることだろう。パフカルは一般の保水スポンジとは異なり、高さがあっても上部から下部までほぼ均一に水分と空気のバランスを保持し続けられることができる。これによって垂直な面でも均一に水を与えることができるのだ。

写真は東急二子玉川駅ホーム内の待合室壁面に環境改善の一環として期間限定で施されているものだ。
同じ二子玉川にマロニエコートと呼ばれる建物が完成した。建築家・隈研吾氏が設計した建物は、「街」から「自然」へと移り変わる開放感がテーマだということで常緑のツタをからませたグリーンイーブス(緑のひさし)が特徴的だ。
これは実際の竣工間もないマロニエコートの写真だが、ツタは成長し近いうちに(緑のひさし)が現れ設計者の意とした「街」から「自然」に移り変わるというのはこういうことなのだろう。
建物の緑化は本当に身近になってきた。 自然環境への配慮も緑化のテーマだが、身近なテーマは我々ヒトへの環境改善にも効果を発揮してくれるということだろう。
森本行則
- 2009年11月24日